新作「TRFG」を作っている理由

最近、TRFGという作品をつくっている。魚のトラフグがモチーフとなっている作品だ。


公式WEBサイトもある。

https://www.trfg.jp/

ちゃんと.jpのドメインを取得した。


TRFGは今までの作品とは少し方向性が違うものを作ったつもりだ。


もにまるずは「キャラクター」と自分でも言うこともがあるけど、実はキャラクターではなく「フィギュアシリーズ」なのだと思う。キャラクターの見た目をした「仕組み」。


TRFGはキャラクター性をもっと無くして、シンプルな形と色で作り上げた作品。

TRFGを通して伝えたいことが特にあるわけではなく、単純にカッコイイと思うものをつくっている。作りたいものをつくっている。


TRFGのモチーフがトラフグである必然性や意味もなく、ただTRFGという文字と3Dで作られたトラフグの図。


作りたいものを、作りたいときに作る気持ち。

イベントに出すワクワク感。


それって大切なのに、だんだん薄れてしまうもの。


かっこよければいいじゃん。自分が使いたいんだから、作ればいいじゃん。


大切にしてきたことを、これからも大切にしていきたいから作っているのだと思う。


じゃあ、なんで販売するのか。自分だけで楽しめばいいじゃん、って。

つくってみたら「ほしい」と言ってくれる人がいたから。


「もにまるず」だってそうだった。

「売ってください」というメールが来て、大学で待ち合わせて、直接会って1個だけ売ったのが始まりだ。


なんかうまく言えないけど、なんか、そういう根源的なことを作りたいし、感じたい。

そして、TRFGにはその感覚の兆しがある。


だからTRFGを作っている。

watabe manabu

クリエイター 渡部学のブログ 1988年生まれ。もにまるず作者。株式会社ワンダーマーク 代表。 18歳の美大生時代につくった初めての自主制作作品「もにまるず」を作り続けて10年が経ちました。今は30名の美大生・美大卒のスタッフと一緒に制作しています。 五感を豊かにする作品を作ります。 アーティストが生きていく仕組みをつくっていきます。

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